【りんごの品種】陸奥(むつ)
青森の旧国名「陸奥国」に由来
「陸奥(むつ)」の特徴を教えてください。
「陸奥(むつ)」は、青森県りんご試験場(現:りんご研究所)において、「ゴールデンデリシャス」と「印度(いんど)」を交配させて育成された品種です。
品種名は、育成地である青森県の旧国名「陸奥国(むつのくに)」に由来し、青森を代表する品種となる願いが込められています。
イギリスの品評会で「King of apples」と評され、海外では「Crispin(クリスピン)」という名前で流通しています。
「陸奥(むつ)」の収穫時期(旬の時期)は?
- 10月中旬から下旬頃に収穫される中生種です。
- 貯蔵性が高いため、収穫後も貯蔵され、翌年の夏頃まで長期間市場に出回ります。
「陸奥(むつ)」の大きさ・色は?
- 果重は400g~500g程度と大玉で、大きいものでは1kgを超えるものもあります。
- 果形は円錐形から長円形をしています。
- 栽培方法によって果皮の色が大きく変わるのが最大の特徴です。
「陸奥(むつ)」の味・食感は?
- 果肉は硬めで緻密、シャキシャキとした食感があります。
- 果汁が多く、甘味とほどよい酸味(甘酸適和)があり、穏やかな芳香が感じられます。
- 「サン陸奥」(無袋)の方が糖度が高く、味が濃厚になる傾向があります。
- 果肉のきめがやや粗いため、焼きりんごやアップルパイなどの加熱加工には不適とする見解もありますが、ジュースなどには広く利用されます。
「陸奥(むつ)」にはどんな種類があるの?
陸奥(有袋栽培)
栽培途中で袋をかけ、収穫前に袋を外すことで、美しいピンクがかった赤色に染まります。(贈答用や絵文字りんごに利用されます。)
サン陸奥(無袋栽培)
袋をかけずに栽培すると、本来の黄緑色から黄色になります。(見た目は劣りますが、味が濃厚になる傾向があります。)
三倍体(遺伝子が3セット)の品種であるため、受粉能力がなく、果実が大きく育ちやすい特性があります。
※本ページの記載内容は、複数の資料の情報をもとにまとめたものです。品種の系譜や特徴には異なる見解が存在する場合があります。記載情報の正確性や完全性を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。