【りんごの品種】レッドデリシャス(Red Delicious)
世界育種に貢献した品種
「レッドデリシャス」の特徴を教えてください。
「レッドデリシャス」は、アメリカ合衆国アイオワ州で1870年頃に見つかった偶発実生(自然交雑で生まれた品種)が起源とされています。
「デリシャス」や「スターキングデリシャス」と呼ばれていましたが、後に黄色系の「ゴールデンデリシャス」と区別するため、「レッドデリシャス」に改名されました。
その枝変わり品種(スターキングデリシャスなど)と合わせて「デリシャス系」と呼ばれ、一時期はアメリカ最大の生産品種であり、「ふじ」の交配親(花粉親)の一つとなるなど、世界のりんご育種において非常に重要な役割を果たしました。
「レッドデリシャス」の収穫時期(旬の時期)は?
- 10月中旬頃に収穫される中生種です。
「レッドデリシャス」の大きさ・色は?
- 果実は中型(280g~350g程度)です。
- 果形は長円錐形で、がくあ部(お尻のくぼみ)の周囲に5個の突起(コブ)がある特徴的な形をしています。
- 果皮は硬く、地色は黄緑色ですが、濃い赤色から紫紅色に染まります。
「レッドデリシャス」の味・食感は?
- 強い芳香があり、甘みが強い一方で酸味は少ないため、甘さが際立つ食味です。
- 果肉はクリーム色で緻密、果汁が多く、シャキシャキとした食感があります。
- 蜜が入りやすい品種です。
- かつては生食用として人気を博しましたが、貯蔵中に果肉が軟化しやすい(粉質になりやすい)という欠点があり、この欠点が原因で、現在では海外・国内ともに生産量が減少傾向にあります。
※本ページの記載内容は、複数の資料の情報をもとにまとめたものです。品種の系譜や特徴には異なる見解が存在する場合があります。記載情報の正確性や完全性を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。