【りんごの品種】紅の夢(くれないのゆめ) 

「赤肉りんご」として初の登録品種

「紅の夢(くれないのゆめ)」の特徴を教えてください。

「紅の夢(くれないのゆめ)」は、弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター藤崎農場において、「紅玉(こうぎょく)」を種子親として、偶然の自然交雑によって生まれた品種です。2010年(平成22年)に品種登録されました。品種名は、「果肉まで紅い(紅)りんご」を実現したいという長年の研究者の「夢」が実ったことに由来します。
果皮だけでなく果肉まで赤く着色する「赤肉りんご」として初めて品種登録された品種であり、従来の赤肉品種にありがちだった渋みを克服した注目の品種です。

「紅の夢(くれないのゆめ)」の収穫時期(旬の時期)は?

  • 10月下旬から11月上旬頃に収穫される晩生種です。
  • 貯蔵性は普通冷蔵で約3ヶ月、CA貯蔵で5ヶ月程度です。

「紅の夢(くれないのゆめ)」の大きさ・色は?

  • 果重は300g~350g程度で、「紅玉」より一回り大きいサイズです。
  • 果形は円形からやや楕円形をしています。
  • 果皮は濃い暗赤色(濃紅色)で、縞模様はほとんどありません。
  • 果肉は淡紅色(薄い赤色)に染まり、果芯の周りを残して全体に赤色が広がります。

「紅の夢(くれないのゆめ)」の味・食感は?

  • 渋みが少なく、強い酸味(酸度0.9%程度)があるのが特徴です。糖度は13%程度ですが、酸味が際立ちます。
  • 果肉は硬めで緻密、シャキシャキとした良い歯触りが楽しめます。
  • 加熱すると、酸味が和らぎ、深い甘みとコクが出るため、アップルパイやタルトタタンなどのクッキングアップルとして最適です。
  • 果肉の色が加熱しても鮮やかなピンク色に残るため、ジュース、ジャム、コンポートなど、加工品に天然の美しい色を活かせます。
  • 収穫時期を遅らせると蜜が入る個体もあり、その場合は生食に適した甘酸っぱさが楽しめます。

※本ページの記載内容は、複数の資料の情報をもとにまとめたものです。品種の系譜や特徴には異なる見解が存在する場合があります。記載情報の正確性や完全性を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。